イケメン社長からの溺愛が止まらない
30分ほど走ると、高級住宅街へと車が入ったのに気付いた。
どの方向を見ても、大きくて立派な家ばかり……。
その道を走っていると、前に一際大きくて立派な一軒家が見えた。
まさか……と思いながら見ていると、神楽さんの車はその家の敷地で止まった。
車から恐る恐る降りて、改めて外観を見上げる。
レンガ造りの立派な家で、庭には色とりどりの花が咲いていて……。
「莉子、行くぞ」
「……っ!」
ボーっとしている私の手を握った神楽さんは、何の迷いもなく歩き出し玄関の扉を開けた。
大理石が敷き詰められている玄関は、広くて解放感があり、高級そうな絵が飾ってある。
……住む世界が違う……。
まだ玄関までしか見ていないのに、本能的にそう思った。
「あら、いらっしゃい!」