イケメン社長からの溺愛が止まらない
言いたくても怖くて言えなかったこと。
どう思われるか不安だったこと。
それら全てをみんなに受け止めてもらえて、ここにいて良いと言ってもらえて、何か憑き物が取れたような気がする。
全部が全部解決されたというわけではないけど、私にとっては大きな一歩を踏み出すことが出来た。
「お姉ちゃん……」
後ろにいたのは、不安気な顔をしている琉生くん。
「僕、お姉ちゃんを悲しませるようなこと言っちゃった……?」
「え……?ううん、全然。むしろありがとう、琉生くん」
私が笑顔で頭を撫でると、嬉しそうに表情が綻ぶ。
きっと子どもながらに感じることがあったのかもしれない。
だけど、琉生くんはきっかけをくれたと言ってもいい。
あのままいけば、私はきっとずっと言えないままだったはずだから……。