隠れ溺愛婚~投資ファンドの冷徹CEOは初恋の妻を守りつくす~
「わかるさ。ずっと見てきたからね」
三砂の声に、茉結莉は「え?」と顔を上げる。
三砂はそっと茉結莉を見つめると、再び目線を大輔に戻した。
「本気で彼女を守りたいと思うなら、なぜ君は営業として、もっとできることをしなかった?」
三砂の鋭い視線に、大輔がその場で小さくたじろぐ。
その様子に、三砂はさらに一歩詰め寄った。
「君は今まで、営業担当として何をしてきたんだ。既存の顧客を回って、注文数を聞いただけか?」
「そ、それは……」
「この会社にとって営業は、唯一顧客の生の声を聞ける部署だ。顧客の要望は企画部に報告したのか? それは職人に落とし込むまで調整したのか? 君は営業というその強みを、会社のためにどう活かしてきた?」
三砂の静かだが芯をついた声は、大輔だけでなく、茉結莉の心をもはっとさせる。
(もしかして、この人は……)
でも茉結莉が淡い期待を抱いた次の瞬間、三砂は酷く冷たい顔を覗き込ませた。
「俺は目的のためには、手段は選ばないつもりだ」
三砂の感情のない声が響き渡り、茉結莉は背筋が冷たくなるのを感じながら、静かに息をのんだのだ。
三砂の声に、茉結莉は「え?」と顔を上げる。
三砂はそっと茉結莉を見つめると、再び目線を大輔に戻した。
「本気で彼女を守りたいと思うなら、なぜ君は営業として、もっとできることをしなかった?」
三砂の鋭い視線に、大輔がその場で小さくたじろぐ。
その様子に、三砂はさらに一歩詰め寄った。
「君は今まで、営業担当として何をしてきたんだ。既存の顧客を回って、注文数を聞いただけか?」
「そ、それは……」
「この会社にとって営業は、唯一顧客の生の声を聞ける部署だ。顧客の要望は企画部に報告したのか? それは職人に落とし込むまで調整したのか? 君は営業というその強みを、会社のためにどう活かしてきた?」
三砂の静かだが芯をついた声は、大輔だけでなく、茉結莉の心をもはっとさせる。
(もしかして、この人は……)
でも茉結莉が淡い期待を抱いた次の瞬間、三砂は酷く冷たい顔を覗き込ませた。
「俺は目的のためには、手段は選ばないつもりだ」
三砂の感情のない声が響き渡り、茉結莉は背筋が冷たくなるのを感じながら、静かに息をのんだのだ。