私たちは自分の色を探している

再会(河合杏奈)

「ぶりっ子だから。」
そう言われて、友達と終わった。
わかってたよ。自分がぶりっ子だってこと。でも、こうしないと、私は愛されない。本当の性格を出してしまうと、みんなから目を背けられてしまうような、クソ陰キャになるから。
疲れた。疲れたよ。ねぇ、私がぶりっ子をしなかったら、まだ友達でいてくれたの?そういう確信はあった?ないよね。人には未来なんて見えないから。予想しても、必ずそれが的中することは無い。
「わかった。」
ただ、それだけしか、言えなかった。悲しくはなかった。いつか、そうなるとはわかっていたから。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

心に花を。

総文字数/487

恋愛(その他)1ページ

花火の下で咲く私

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
色も音も失った世界で、どう生きていけばいいの?おねがい。教えて。
もし、私とあなたが幼馴染だったら

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
憧れの推しと、幼馴染⁉︎

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop