恋が愛になるまで
しかも空はただでさえ疲れている、これまでみたいに私のことで困らせてはいけない、そう思った私は幼い頃から空を困らせていた自分の心臓の持病が悪くなっても自分で対処するようにした。悪くなったら絶対に言えと言われていたけど、私は絶対に言わなかった。
「柚花、今日顔色悪くない?心臓大丈夫なの?」
「大丈夫、全然悪くないよ!昨日夜更かししちゃったのが原因かも」
「いや、やっぱりおかしい、ちょっと脈測らせ…」
「あーー!遅刻しちゃう、私はほんとに大丈夫だから、気にしないで!じゃ!」
家を出る前に自分の部屋で発作を起こしたけど自分で対処した。登校する前に家の近くで鉢合わせてもなんとか隠してきた。これからも空に嫌われないために絶対に言えるわけがない。
「柚花、今日顔色悪くない?心臓大丈夫なの?」
「大丈夫、全然悪くないよ!昨日夜更かししちゃったのが原因かも」
「いや、やっぱりおかしい、ちょっと脈測らせ…」
「あーー!遅刻しちゃう、私はほんとに大丈夫だから、気にしないで!じゃ!」
家を出る前に自分の部屋で発作を起こしたけど自分で対処した。登校する前に家の近くで鉢合わせてもなんとか隠してきた。これからも空に嫌われないために絶対に言えるわけがない。