フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
「これは……?」
「今日お出しした、薔薇の茶葉です。お城で、ぼっちゃまと飲んでください」
「そんな、たくさんご迷惑をおかけしたのに……」
「迷惑なんてことはありません。お気に召して頂けたら、ぜひお茶会で使って下さい」
遠慮する私の手に、ダリアさんは包みを持たせる。
少しシワが刻まれた優しい手に温かさを感じた。断るに断れず、どうしようかと助けを求めてエドワード様を見上げた。
「茶会か。そうだな、夜会の前に小さな茶会を開いてリリアナを紹介しよう」
「よい案だと思いますわ」
「お茶会……?」
ダリアさんとエドワード様を交互に見ると、二人ににこりと微笑まれた。
デズモンドでお茶会といえば、魔物の侵攻や他国の情勢を探る場だった。結婚相手を紹介するような場ではなかったわ。アルヴェリオンでは、そうじゃないのかしら。
「実は、ヴィアトリス王妃からも、茶会を開かないのかと何度も訊かれていてな……」
「今日お出しした、薔薇の茶葉です。お城で、ぼっちゃまと飲んでください」
「そんな、たくさんご迷惑をおかけしたのに……」
「迷惑なんてことはありません。お気に召して頂けたら、ぜひお茶会で使って下さい」
遠慮する私の手に、ダリアさんは包みを持たせる。
少しシワが刻まれた優しい手に温かさを感じた。断るに断れず、どうしようかと助けを求めてエドワード様を見上げた。
「茶会か。そうだな、夜会の前に小さな茶会を開いてリリアナを紹介しよう」
「よい案だと思いますわ」
「お茶会……?」
ダリアさんとエドワード様を交互に見ると、二人ににこりと微笑まれた。
デズモンドでお茶会といえば、魔物の侵攻や他国の情勢を探る場だった。結婚相手を紹介するような場ではなかったわ。アルヴェリオンでは、そうじゃないのかしら。
「実は、ヴィアトリス王妃からも、茶会を開かないのかと何度も訊かれていてな……」