フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
フォークにのせたチーズケーキが、私の口元に寄せられる。恐る恐る口を開けると、エドワード様は優しく私の舌にそれをのせてくれた。
優しい甘味と花の香りが口に広がっていく。
「……美味しいです」
「そうだろう!」
「アルヴェリオンには、私の知らないものばかりですね」
「気に入ってくれたかい?」
カップを持ち上げたエドワード様が、優しく私を見つめる。
「はい、とても……また、連れてきてくださいますか?」
「ああ、また必ず。約束だ」
悲しみの色がすっかり消えたエドワード様の笑顔を見たとき、胸がきゅっと締め付けられた。それは悲しそうな表情を見たときとは違い、甘い痺れが広がっていくようだった。
美味しいチーズケーキとハーブティーですごす時間のおかげで、すっかり落ち着きを取り戻すことが出来た。
カフェを後にしようとしたとき、ダリアさんが「リリアナ様」と私を呼んだ。
「ぼっちゃまを、よろしくお願いします。しっかり者ではありますが、少々ご自身に厳しいところがありますので」
そういいながら、紙の包みを差し出した。
優しい甘味と花の香りが口に広がっていく。
「……美味しいです」
「そうだろう!」
「アルヴェリオンには、私の知らないものばかりですね」
「気に入ってくれたかい?」
カップを持ち上げたエドワード様が、優しく私を見つめる。
「はい、とても……また、連れてきてくださいますか?」
「ああ、また必ず。約束だ」
悲しみの色がすっかり消えたエドワード様の笑顔を見たとき、胸がきゅっと締め付けられた。それは悲しそうな表情を見たときとは違い、甘い痺れが広がっていくようだった。
美味しいチーズケーキとハーブティーですごす時間のおかげで、すっかり落ち着きを取り戻すことが出来た。
カフェを後にしようとしたとき、ダリアさんが「リリアナ様」と私を呼んだ。
「ぼっちゃまを、よろしくお願いします。しっかり者ではありますが、少々ご自身に厳しいところがありますので」
そういいながら、紙の包みを差し出した。