それも、初恋。。
「この際言っておくぞ、イケメン橘。私は中学までの私を封印するつもりなのだよ。卑怯と思われようとも、これまでのアホ泉、否、オモシロ泉を卒業して、ちゃっかり高校デビューして、ステキ女子高生のおしとやか泉さんになる! だからくれぐれも邪魔するでない」

「……中1の頃の直太も似たようなこと言って失敗してたぞ。あ、そういやお前に諸々頑張れよって伝言託されてたわ」
「なぬっ?」

 あいつめー、めっさ可愛い彼女できたからって上から目線でいい気になりおって~。

 ぶつくさ呟いている。

「橘君、何してんの~? あ、同中の子~? 彼女、じゃないかー。てゆーか、橘って呼んでいい~?」
 振り向くと、金髪メイク濃いめの女子集団がいた。
 同じクラスのギャル集団。
 入学初日から絡まれてんだよな。

 テキトーに笑ってごまかして泉を振り返ったら、すでに自分のクラスに戻っていなくなっていた。
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