私は‪✕‬‪✕‬を知らない I
高校入学と同時にトップに上り詰めた異例中の異例。それが輝久さんらしい。ずっと穏やかな皆にとってもお兄さん的存在だった人だから未だに信じられないけど・・・。


でも朔夜くんのお家って怖い人が多いんだっけ?だから喧嘩とか強いのかな。


異例と言えば朔夜くん達もか。中学生で幹部?らしいし。ちょっと正直何する人なのか分かってないや・・・。


高校生って皆大きいし怖かったけど話してみるといい人ばかりでここに来るのが楽しみになってるんだよね。


「優里」


皆が幹部の人達とお話しているのを見ていたら輝久さんに呼ばれる。


「なーに?」


ソファに腰掛ける輝久さんの横をぽんぽんと叩いていたからそこに座る。目の前にチョコチップクッキーを出されたため了承を得てから1枚食べる。


「〜っ」


この前美味しいって言ったの覚えてくれてたんだ。


「はは、ここにはもう慣れた?」


「うーんと、最初は怖いなって思ったけど皆優しいし来るの楽しいよ」


「そう言って貰えて嬉しいよ、皆いい人だからね。そっちは学校の方はどうだい?」


・・・学校かぁ。


嫌なわけではないけど、なんて言えばいいんだろう。
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