私は‪✕‬‪✕‬を知らない I
「あたし皆に酷いことした・・・」


「・・・優里はこれからも皆と居たい?皆いい子だけど大事な娘が危険にあうならパパとママは離さなきゃって思うの」


あたしの手を握りしめながらママまっすぐあたしの目を見つめる。


「・・・ごめんなさい。それでも皆と居たいよ」


皆が許してくれるならだけど。


「・・・そう、それならごめんなさいとありがとうを言わないとね。それは明日にして今日はもう寝なさい」


本当は今すぐにでも行きたいけどママの言う通りにした。


今行って許して貰えなかったら、あたし多分一生立ち直れないし・・・。


どうかまだ皆と一緒に入れますように、そう願いながら眠りについた。







「「「「「「・・・」」」」」」


次の日、あたし達は病室で固まっていた。


なんで?それは、皆の右頬が腫れていたから。


「どうしたのそれ!?」


見てるだけで痛そうだよ!?


もしかして男の人達に?でも、昨日来た時怪我してなかったよね?


「いえ、これは誓いの代償みたいなものなので」


ますます分からないよ?


昴くんはいつも分かりやすいように説明してくれるけど、今回は全然分かんないや。


「・・・優里」


文くんが一歩あたしの前に出る。


「ごめんっ。今回俺のせいでっ」


頭を下げる文くんに慌てて止めようとするけど、それに続いて皆も頭を下げるからどうすればいいのか分からなくなってしまった。
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