溺愛しないで、お隣さん

暁先輩のお家

「ほんっとに大丈夫なので」


「いやあんたをほったらかしたら俺が大家に怒られんの」



さぁ問題です、なんで私は初対面の先輩と喧嘩をしているのでしょう。



「しかも、その顔、外でれる顔じゃないし」



そして…トドメの一撃。



一瞬忘れていた一連の出来事が急にフラッシュバックしてきた。



「…っ」



再び涙が溢れ出してきて、前を向けなくなってしまった。



「今後一切関わらないなら今日一日は泊める」



「…お言葉に甘えて」



こんな嫌な先輩と関わるのなんてこっちから願い下げだっての!



こんな人がお隣さんなんて私これから生きてけるかな。



と心配しつつも、正直気持ちは失恋のショックの方が大きかった。
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