溺愛しないで、お隣さん
「アキさん、私大丈夫なので」



さすがに泊めてもらうのは迷惑すぎる。



「先輩」


「え?」


「俺、先輩」


「ええ?」


「先輩!!なんですか?」



もっとその可能性に早く気づいていれば…。



玄関に置かれていた何かの賞状に、「和泉暁」と名前が刻まれているのを見つける。



「ワイズミ…アカツキ…」


「イズミアキね」


「え?」


「イズミアキ」



いや、和泉でイズミはおかしくないですか?



初見キラーすぎるって。



knifeでナイフって読むのと同じ?



「暁でアキ…」



なんかこの響き好きかも。



そんなことをなんとなく思っていたその時の私は和泉暁(いずみあき)先輩と恋が始まることを知らなかった。
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