溺愛しないで、お隣さん
「先輩のこと、もっと教えてください」


「なに急に」


私が泣いて重くなった空気は私が戻そうと試みる。


「こんな事になっちゃったから…わかった!私からします。園原紗奈(そのはらさな)高校1年生、好きな人は中野玲央くん、好きな食べ物はカニクリームコロッケと唐揚げと…茶色いものはだいたい好きです。現在失恋傷心中です!はい先輩どうぞ!」



もうどうにでもなれーーー。



とんだ奇行に走った私を先輩は怪訝な目で見ている。



はい、すいませんちょっと喋りすぎました。



本来の私はお喋りで、何にも考えてなくて、お調子者。



「…和泉暁(イズミアキ)



先輩はなんだこいつと言いたげだけど、小さな声で名前だけ教えてくれた。



「イズミ先輩って言うんですね!覚えました」


「俺はあんたの名前覚えてない」


「ひどい!園原紗奈です園原紗奈、覚えましたか?」


「うーん多分」



全てに対してちょっと適当な和泉先輩にちょっとため息。




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