溺愛しないで、お隣さん
「え、えっと…」


状況が分からなくてごもってしまう。


「俺たちと組むのやだ?」


子犬のようなきゅるんとした目で見つめられれば慌ててしまう。


「いやそんなこと、もちろんないです、絶対に!」



「じゃあ決まりね」



その時から私はずっと中野くんが好きだ。



優しい目、笑うとできるえくぼ。



そして何回だって私を助けてくれるその性格。



なのに…。



「みんな今までありがとう」



彼は中学1年生の冬、転校した。



その時と言ったらそれはそれは衝撃で。



別に付き合ってた訳じゃないのに涙が出た。
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