贅沢悪女と断罪された私がドレスを脱ぎ捨てた結果。
「簡単に諦めないでくれ。寝室に連れ込めば以前のように骨抜きにできるだろう。そして、枕元で国民の為になるような政策を囁いてくれ」
清廉潔白な成人もしていない十六歳の英雄が口にするとは思えないハレンチな事を私に期待している。
そもそも、フレデリックの今世でのプランは前世とは異なっている。
今世で彼はユリシスではなく私に接触した。
平民向けの学校を作り、バロン帝国の人間を派遣したのは識字率を上げ奴隷の価値を高める為?
対等な貿易協定を結んでくれたのは、どうせアベラルド王国が自国のものになるから?
「フレデリックは本当に今世も裏切るつもりなのかしら」
「シェリル・アベラルド、あの男に惚れたのか? 先程の窓割りの脱出劇といいフレデリック・バロンは演出が得意だからな。俺もあの男の演出に祭り上げられている事に取り返しが付かない時が来るまで気が付けなかったよ」
私は確かにフレデリックを頼りにしているが、惚れてはいない。
清廉潔白な成人もしていない十六歳の英雄が口にするとは思えないハレンチな事を私に期待している。
そもそも、フレデリックの今世でのプランは前世とは異なっている。
今世で彼はユリシスではなく私に接触した。
平民向けの学校を作り、バロン帝国の人間を派遣したのは識字率を上げ奴隷の価値を高める為?
対等な貿易協定を結んでくれたのは、どうせアベラルド王国が自国のものになるから?
「フレデリックは本当に今世も裏切るつもりなのかしら」
「シェリル・アベラルド、あの男に惚れたのか? 先程の窓割りの脱出劇といいフレデリック・バロンは演出が得意だからな。俺もあの男の演出に祭り上げられている事に取り返しが付かない時が来るまで気が付けなかったよ」
私は確かにフレデリックを頼りにしているが、惚れてはいない。