私は✕✕を知らないⅡ
どこまでも俺達を、輝久さんを、馬鹿にした言葉にとうとう我らが王が黙ってはいられなかった。
「兄貴頼んだ」
それだけを言い残し先頭にいる西の人間の顔に拳を打ち込む朔夜。
「あの馬鹿っ、龍二!すみませんがここは任せます!」
朔夜に続いて昴までもが何倍もの数の敵が居る西へと走り出してしまう。
「何かあればすぐに連絡しろよ!」
今度こそは間違えないようにしないとっ!
俺達は輝久さんを車まで運び、中央病院へと向かった。
病院に着くやいなや手術室へと運ばれる輝久さん。
輝久さんは皇組の時期組長となるのだから、この短い時間で色んな人が動いたんだと思う。
優里ちゃんと文にここは任せて奏と再び境界線に向かう。何度も車を出してくれた村田さんには感謝しかない。
先程の場所へと戻れば、無数に横たわる西の人間。その上に二人の姿が見えた。
「朔夜・・・?」
「朔夜!これ以上は死んでしまいますっ!二人とも・・・!朔夜を止めるのを手伝ってください!」
近づくにつれてぴくりとも動かない男の顔面を無表情のまま殴り続ける朔夜の姿が鮮明になる。
返り血をあび続け、己の拳が駄目になることも厭わないその姿にゾッとしてしまう。
「兄貴頼んだ」
それだけを言い残し先頭にいる西の人間の顔に拳を打ち込む朔夜。
「あの馬鹿っ、龍二!すみませんがここは任せます!」
朔夜に続いて昴までもが何倍もの数の敵が居る西へと走り出してしまう。
「何かあればすぐに連絡しろよ!」
今度こそは間違えないようにしないとっ!
俺達は輝久さんを車まで運び、中央病院へと向かった。
病院に着くやいなや手術室へと運ばれる輝久さん。
輝久さんは皇組の時期組長となるのだから、この短い時間で色んな人が動いたんだと思う。
優里ちゃんと文にここは任せて奏と再び境界線に向かう。何度も車を出してくれた村田さんには感謝しかない。
先程の場所へと戻れば、無数に横たわる西の人間。その上に二人の姿が見えた。
「朔夜・・・?」
「朔夜!これ以上は死んでしまいますっ!二人とも・・・!朔夜を止めるのを手伝ってください!」
近づくにつれてぴくりとも動かない男の顔面を無表情のまま殴り続ける朔夜の姿が鮮明になる。
返り血をあび続け、己の拳が駄目になることも厭わないその姿にゾッとしてしまう。