俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
「だが、それと処分は無関係だ。加害者側を動かすのが以前からの俺の方針だ。被害者が誰であろうと対応は同じだ」
宇津木がうなだれて肩を震わせていた。重すぎる処分を言い渡したのは恋する人。ショックが大きいのは想像できた。
慌てた梨乃は黒見に頭を下げる。
「今回の件がアクシデントに繋がったわけではありませんし、宇津木さんはもうしないと約束してくれました。ですので処分は取り消していただけないでしょうか。お願いします」
黒見に眉をひそめられても食い下がるつもりでいたが、「やめて!」と宇津木に強い口調で止められた。
(どうして?)
「それ以上バカにしないで。私にもプライドがあるのよ」
庇われると余計に傷つくということだろうか。
眉尻を下げた梨乃に彼女が強気な口調で言い放つ。
「私なら他の部署でもやっていける。いつか宮内さんより大きな成果を上げてみせるわ」
処分を受け入れると黒見に伝え、宇津木がミーティング室を出ていった。
(先輩社員を追い出す結果になってしまった……)
罪悪感から両手で顔を覆うと、その手を黒見に握られて外された。
「泣いているのか?」
至近距離から顔を覗き込まれて思わず鼓動が跳ねる。こんな時でも彼は凛々しく麗しい。
気持ちが恋愛モードへと流されないように、視線を外して答えた。
宇津木がうなだれて肩を震わせていた。重すぎる処分を言い渡したのは恋する人。ショックが大きいのは想像できた。
慌てた梨乃は黒見に頭を下げる。
「今回の件がアクシデントに繋がったわけではありませんし、宇津木さんはもうしないと約束してくれました。ですので処分は取り消していただけないでしょうか。お願いします」
黒見に眉をひそめられても食い下がるつもりでいたが、「やめて!」と宇津木に強い口調で止められた。
(どうして?)
「それ以上バカにしないで。私にもプライドがあるのよ」
庇われると余計に傷つくということだろうか。
眉尻を下げた梨乃に彼女が強気な口調で言い放つ。
「私なら他の部署でもやっていける。いつか宮内さんより大きな成果を上げてみせるわ」
処分を受け入れると黒見に伝え、宇津木がミーティング室を出ていった。
(先輩社員を追い出す結果になってしまった……)
罪悪感から両手で顔を覆うと、その手を黒見に握られて外された。
「泣いているのか?」
至近距離から顔を覗き込まれて思わず鼓動が跳ねる。こんな時でも彼は凛々しく麗しい。
気持ちが恋愛モードへと流されないように、視線を外して答えた。