俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
「飲んでいいぞ。酔い潰れたらいい。俺の家に連れていって介抱してやる。ひとり暮らしの男の家に酔った状態で入ればどうなるか、わかるよな?」
「す、すみません。お水にしておきます」
慌てて水の入ったグラスに口をつけると、彼が薄く笑った。
「残念だ」
大人の色気を醸し出す艶のある視線を梨乃に向けたまま、黒見がワイングラスに口をつけた。
本気で残念だと言ったわけでないのはわかるのに、心臓が大きく波打ち顔に熱が集中する。
(ドキドキしたくないのに)
当分、恋愛したくないと思うのは感情を乱されたくないからだ。
元彼はすでにどうでもいい存在だが、だからといって次の恋愛ができるほどのエネルギーが溜まっていない。つまりは心が疲れているのだ。
それなのに黒見は容赦なく揺さぶってくる。
(もし歩けなくて黒見CEOの家に泊まったら……)
二度目の執務室への呼び出しで、ハイキック後に抱きしめられた時のことを振り返っていた。
梨乃では太刀打ちできない筋肉のたくましさを思い出すと、脳が勝手にスーツとワイシャツを脱いだ彼を想像し始める。
「どうした?」
黙り込んでいる梨乃を心配したように黒見が問いかける。
「い、いえ。お肉料理楽しみだなと思っていただけです」
(なに恥ずかしいこと考えてるのよ、私は。飲みすぎだよ)
火照りだした体の芯を冷やそうとしてグラスの水を飲み干した。
「す、すみません。お水にしておきます」
慌てて水の入ったグラスに口をつけると、彼が薄く笑った。
「残念だ」
大人の色気を醸し出す艶のある視線を梨乃に向けたまま、黒見がワイングラスに口をつけた。
本気で残念だと言ったわけでないのはわかるのに、心臓が大きく波打ち顔に熱が集中する。
(ドキドキしたくないのに)
当分、恋愛したくないと思うのは感情を乱されたくないからだ。
元彼はすでにどうでもいい存在だが、だからといって次の恋愛ができるほどのエネルギーが溜まっていない。つまりは心が疲れているのだ。
それなのに黒見は容赦なく揺さぶってくる。
(もし歩けなくて黒見CEOの家に泊まったら……)
二度目の執務室への呼び出しで、ハイキック後に抱きしめられた時のことを振り返っていた。
梨乃では太刀打ちできない筋肉のたくましさを思い出すと、脳が勝手にスーツとワイシャツを脱いだ彼を想像し始める。
「どうした?」
黙り込んでいる梨乃を心配したように黒見が問いかける。
「い、いえ。お肉料理楽しみだなと思っていただけです」
(なに恥ずかしいこと考えてるのよ、私は。飲みすぎだよ)
火照りだした体の芯を冷やそうとしてグラスの水を飲み干した。