社内では秘密ですけど、旦那様の溺愛が止まりません!
午前9時少し前、いつもより少し遅れての出社になり焦って受付の鏡で髪を整えながら小さく呟いた。
「うわぁ、完全に寝坊した人の顔してる……」
前髪が少しはね、化粧もなんだかいつもと少し違う感じになっている。あーやっちゃったな。でももう時間はない。みんなにバレませんように、と少し俯き加減で席についた。
「おはよう」
隣の席の河合さんが声をかけてくる。
「おはよう」
「渡辺さんがこの時間なんて珍しいね……ってなんだか今朝は慌ただしかった?」
「え、あ、うん…電車がいつもより混んでて」
私はさりげなく髪の毛をいじりながらそう言うと、
「そっかぁ。そういえば浅賀くんも珍しく早足でバタバタと出勤してきたよ」
それを聞いて思わずドキッとした。すると開発部の方から小さなざわめきが聞こえる。
「なんか今日の浅賀くん、雰囲気違くない?」
その声に思わず聞き耳を立てていると彼の容姿についてコソコソと話しているようだった。
「なんか髪上がってない? メガネもしてないし」
「うん、なんだか普通にカッコよくない?」
思わずパソコンをいじる手が止まる。そっと彼の方を見ると走ったせいか髪の毛が上がり、顔が全面に見えてしまっている。それに今日はメガネがない分さらに彼の表情まではっきりしてしまっていた。
(あ、これじゃいつもの亮くんになってる!)
私は慌てて亮くんにメッセージを送る。するとスマートウォッチですぐに確認してくれたのかささっと前髪をいじり始め、いつものように顔見えなくなるように下ろしていた。
(危ない……、亮くんの顔面偏差値高すぎるんだから)
顔を隠したところを見てようやく一息ついたが、それでも心臓はまだドキドキしたままだった。
「うわぁ、完全に寝坊した人の顔してる……」
前髪が少しはね、化粧もなんだかいつもと少し違う感じになっている。あーやっちゃったな。でももう時間はない。みんなにバレませんように、と少し俯き加減で席についた。
「おはよう」
隣の席の河合さんが声をかけてくる。
「おはよう」
「渡辺さんがこの時間なんて珍しいね……ってなんだか今朝は慌ただしかった?」
「え、あ、うん…電車がいつもより混んでて」
私はさりげなく髪の毛をいじりながらそう言うと、
「そっかぁ。そういえば浅賀くんも珍しく早足でバタバタと出勤してきたよ」
それを聞いて思わずドキッとした。すると開発部の方から小さなざわめきが聞こえる。
「なんか今日の浅賀くん、雰囲気違くない?」
その声に思わず聞き耳を立てていると彼の容姿についてコソコソと話しているようだった。
「なんか髪上がってない? メガネもしてないし」
「うん、なんだか普通にカッコよくない?」
思わずパソコンをいじる手が止まる。そっと彼の方を見ると走ったせいか髪の毛が上がり、顔が全面に見えてしまっている。それに今日はメガネがない分さらに彼の表情まではっきりしてしまっていた。
(あ、これじゃいつもの亮くんになってる!)
私は慌てて亮くんにメッセージを送る。するとスマートウォッチですぐに確認してくれたのかささっと前髪をいじり始め、いつものように顔見えなくなるように下ろしていた。
(危ない……、亮くんの顔面偏差値高すぎるんだから)
顔を隠したところを見てようやく一息ついたが、それでも心臓はまだドキドキしたままだった。