王子は完璧少女に甘すぎる
なのに、なんで鷲に明るく接せるのかわからなかった。

不謹慎だって・・・・・・。

「・・・・・・」

鷲は帰省することになったとき、ギリギリまで嫌がってた。

『どうしても、美亜さんに会いたくない』

鷲はあたしにそう言った。

美亜さんを見ると、どうして実際の母親が死んだ息子がいるって状態でこんな明るく話しかけれるんだって。

真が自分の意志じゃないから明るく接するのはまだしも美亜さんはありえないって。

「・・・・・・」

鷲が不安そうに目を揺らした。

鷲・・・・・・大丈夫・・・・・・?

あたしは鷲の手を握った。

「美亜さん、ちょっと鷲借ります」

そう言ってあたしは鷲の手を引きながら駅を出た。

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