王子は完璧少女に甘すぎる
・・・・・・でも・・・・・・。

「でも・・・・・・私も羅翔が好きだから・・・・・・蔵四季ちゃんに負けるって分かってても諦めない、かな・・・・・・?」

私は蔵四季ちゃんの心の負担にならないように笑った。

でも、どうしてか蔵四季ちゃんはもっと涙を流した。

「私、自分の恋人がこんな綺麗な子に愛されてるって誇れるよ・・・・・・だからこそ、私より可愛い子に負けないくらい羅翔に相応しくなれるように頑張るから・・・・・・蔵四季ちゃんも頑張って・・・・・・!」

「っ・・・・・・」

私がそう言い切ると、蔵四季ちゃんは泣きながら廊下を走っていった。

蔵四季ちゃんが走っていったのをぽかんと見ていると、羅翔が私に近づいた。

「俺の可愛い莉緒」

そう言いながら羅翔は私を抱きしめた。

私の顔がみるみる赤く染まったのはきっと気のせいなんかじゃない。
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