王子は完璧少女に甘すぎる
『うん』

手が震えた。

付き合ったんだよね・・・・・・。

今ので・・・・・・。

好かれるのは嬉しい・・・・・・。

わからないけど・・・・・・幸せ。

*  *  *

「プログラム2番!・・・・・・」

紫音が司会をしている中、私は心臓の音で紫音の声が聞こえなかった。

私は、競技が終わるのを待っている間、羅翔と2人で倉庫から出した道具の前で座っていた。

・・・・・・。

羅翔は真っ直ぐグラウンドの方をじっと見ていた。

気にしているのは・・・・・・私だけ・・・・・・?

私は平静を装って真顔でいた。

こう考えると、だらしなく口元が緩みそうになった。

嬉しくて・・・・・・幸せで・・・・・・。

でも・・・・・・気まずくて・・・・・・。

それがまた幸せで・・・・・・。

もうわかんないよ・・・・・・。

< 80 / 161 >

この作品をシェア

pagetop