王子は完璧少女に甘すぎる
「そうそう、あたしらよりも!」

愛衣と紫音の怒っている声が聞こえたと思ったら、羅翔が即座に私を下した。

「うるせぇ」

さっきの微笑んでいた顔とは違う魔王のような顔。

ら、羅翔っ・・・・・・。

正直、この後のことはあんまり覚えていない・・・・・・。

このあとやった競技内容とか。

もう何にも覚えてない。

ただ、脳裏に羅翔の微笑んだ顔だけがずっと焼き付いていて・・・・・・。

私本当に羅翔のことばっか考えてて何してるんだろう・・・・・・。

そして、体育祭が終わったとき。

「「打ち上げしたい~!」」

愛衣と紫音の声でやっと我に返った。

空はもう夕焼けだった。

まわりを見るといつもの教室。

「「駄目だ」」

嫌がってるのは羅翔と鷲。

「二人ともいいじゃんか」

凛空が言ってるけど二人は聞く様子もない。

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