幼なじみは狐の子。2〜ドキドキの三角関係と異世界ワープ〜
しばらくして。
「疲れてきた」
恋が言った。
恋は、歩くのは好きだったが、どこにも寄らず無目的に歩くのは好きではなかった。
宗介と美風は、時折本屋を覗きながら、結構楽しそうに散歩していた。
「だらしない。もう疲れたって。情けないと思いなよ。」
「僕はまだ疲れてないけど、それならちょっと休もうか。見て、あっちの方にお洒落なカフェがある。」
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