立場と鎖

1ー告白

和道(かずみち)先生、私と付き合ってください」

 高校2年生である高西(たかにし)沙羅(さら)は、放課後の誰も使用していない会議室に国語教師の遠藤(えんどう)和道を呼び出した。和道は、2年1組の担任だ。和道は、沙羅が1年生の頃から担任だった。そんな彼に沙羅は好意を抱いていた。和道は眉を顰め、頭を抱える。それもそのはず、和道は同じ学校で働いているある教師に想いを寄せていた。ずっと大切な生徒だと思ってきた人物に、呼び出され告白をされた。彼にとってそんな経験は初めてだった。


「ありがとう...沙羅。だが、返事は」

 彼は口籠る。美玲に気持ちがついていることを自分でよく理解もしている。だが、沙羅を断り彼女を傷つけるのは教師として心が痛む。だが、教師と生徒。はっきりと断らなければいけないとも知っている。

「お願いします。ずっと、和道先生のこと好きでしたからっ、私と」

 和道は、一瞬だけ床に視線を向けるが、その顔をあげ、沙羅と視線を合わせる。そして、自分の気持ちをはっきりと伝える。

「沙羅、生徒に好かれて担任としては嬉しいよ。でもね、だからといって、良いよと言うわけにはいかない。俺が君の気持ちを受け取ってしまうって、周囲にバレてしまえば、沙羅が退学に追い込まれてしまうかもしれない。沙羅だって嫌だろ。積み重ねたものがぶっ壊れるなんて。俺だって、自分の軽はずみな返事で自分の生徒が退学の危機まで追い詰められたら、嫌だから」

「...そうですか」

 沙羅は、視線を和道から床に移す。そして、胸元のリボンをギュッと掴む。沙羅にとって、恋とはトラウマのようなものだった。中学生の頃に、ずっと好きだった男子に告白をされ、彼女は舞い上がった。だが、後に男子から振られた。その理由は、罰ゲームであり、沙羅に告白して1ヶ月付き合うと言うものだった。手を繋いでデートしたことも、一緒に給食を食べたことも全て罰ゲームでしかなかった。それをきっかけに、沙羅は同年代の異性を恋愛対象として見れなくなってしまった。
 その次に、恋愛に目覚めたのは高校を入学してからのことだった。彼女は、1年1組になり、担任が和道だ。彼女は最初、和道の事を"ただの担任の先生"としか思っていなかった。中学時代のトラウマ(罰ゲームで告白された)が残り、異性の誰かを好きになる事なんてしようとはしなかった。だが、高校1年生の4月に行われた遠足の時の事だ。沙羅は、クラスメイト達とグループで楽しみ、仲を深めた後のことだ。昼食を取る時間となり、友達と仲良くシートを広げ、弁当箱を取り出す。おかずと白米が入っているはずなのに、弁当箱がとても軽かった。耳に近付けて、弁当箱を振るが音はしない。友達の(りん)が異変に気がつく。

「どうしたの、沙羅。浮かない顔して」

「え、あっ...いや、なんでもないよ」


 沙羅は強引に笑顔を作る。そして、弁当の蓋を少しだけ取り、中身を見ると弁当箱は空っぽだ。そして彼女はある事を思い出す。今日、遠足で弁当が必要だった事を。沙羅は顔を赤らめその場に立ち上がる。そして、シートから足を出し靴を白。凛は首を傾げた。

「沙羅、急にどうしたの」

 お弁当を持ったまま沙羅は、振り返り一言だけ伝える。

「ちょっと、トイレッ」

 自分のミスを友達に知られたくなかったのだ。沙羅は、お弁当を楽しみにしていたこともあり、朝ご飯は何も食べておらず空腹だ。お手洗いの近くに来ると、もう一度蓋を開け、中身を確かめる。やはり、中身は空っぽだ。沙羅は、落ち込みながら、戻ろうとすると担任の和道が話しかけてくる。

「どうした、体調でも悪いのか」

 和道は、彼女に視線を合わせ心配する。そして、和道の視線は、沙羅が左手に持って蓋が開けられっぱなしの弁当箱へ移動した。

「...いえ、あの」

 和道は、持っていたコンビニ袋から、おにぎりを1つ取り出した。塩結びだ。和道は、頭を掻き、照れながら沙羅に渡す。

「実は今朝、同じ種類のおにぎり2個間違えて買ってしまってな、良かったらやるよ」

「あ、ありがとう...ございます」

 彼女は、和道に頭を下げると、1年2組担任の教師に遠くから呼ばれる。和道はその教師の元へ駆け寄った。沙羅は、和道の背後を見続けていた。そして、和道が1年2組の担任の元へついた事を確認すると、そっと視線を手元の塩結びにずらす。彼女の頬は赤く染まっていた。それが、教師は恋に落ちた経緯だった。

 夕日に照らされる教室は静寂に襲われていた。沙羅は床を見たまま何も話そうとせず、和道は、沙羅の顔を見ないかのように、黒板を眺めていた。すると、静寂を打ち破るかのように急に扉が音を立てて開く。入ってきたのは美玲だった。2年2組の担任であり、英語の教師である香山(かやま)美玲(みれい)だ。沙羅の学年が1年生の頃も、美玲が2組の担任だった。そして、沙羅が2年に進級すると同様に、和道と美玲も持ち上がり、それぞれ1組と2組の担任となった。美玲が入ってきた事により和道も沙羅も驚いたみたいで、視線が美玲に向く。美玲は、笑顔で和道に伝言を伝える。

「遠藤先生、国語担当の職員会議でしょ。遅れてしまいますよ」

 美玲が落ち着いた声で優しく伝えると、和道は会議がある事を思い出し、美玲にありがとうとだけ伝え、走って会議室を後にした。和道が会議室から離れた事を確認すると、美玲はゆっくりを音を立てないように扉を閉める。

「高西さん、彼をあまり困らなせないでくれるかな。貴方は生徒、遠藤先生は、貴方の担任なの

「香山先生...」

 その声は何処か力強かった。美玲は、ヒールの音を立てながら沙羅に近付く。美玲の表情は、柔らかいものだった。

「先生達ってね、職員室でよく噂が回ってくるの。生徒達が付き合っている噂。それと同じで、生徒が教員に好意を寄せていても、その噂は回ってくるの。それで傷付く教師だっている」

「でも、私は...中学の時に好きな人がいて、付き合ったんです。ですけど、それは罰ゲームで、彼は私に愛など何もなくて、同世代との恋愛をしたくなくなってしまったんです。でも、和道先生が遠足の時、優しくしてくれて、和道先生の事を本気で好きになりました。例え、香山先生に注意されたとしても、私のこの気持ちは本物です」

 沙羅は、今自分の中にある思いと言葉を吐き出した。美玲は、窓際に行き窓を開ける。夕焼けに照らされ、オレンジ色に染まるグラウンドを窓から見つめる。その目はどこか切なげだった。

「えぇ、罰ゲームで同世代を恋愛対象として見れなくなったのはよくわかりました。高西さんのトラウマには同情するわ。好きな人に裏切られたと言う事なんだから。遠藤先生は、多少大雑把なところはあるけど、気を遣ってくれたり、声かけてくれたり、高西さんが恋に落ちるのもわかる。高西さんが、本気で好きになれる相手に出会えたことは良かったっと思っている。その気持ちも大切にしてほしい。けどね、教師と生徒の恋愛には壁があるの」

 開いていた窓から風が吹き込む。沙羅は美玲の言葉に息を呑み、リボンを握っている手により一層力を込める。そして、涙を浮かべながらも美玲に訴える。

「私...の気持ちは本物です。どんなに嫌な部分が見えたとしても私は遠藤先生をずっと好きのままでいます。遠足の日からずっと遠藤先生が好きでした。優しくしてもらって...っ、うっ、ずっと好きだったんです」

 声は震えていたが、どこか決意に満ちていた。そして、顔を上げ美玲の目を見つめ返す。美玲の長い髪は風で靡く。そんな彼女が沙羅の目に儚げに映る。

「教師と生徒が恋人ってね、かなり危険なことよ。どのくらい危険かわかっていてそんな事言っているの」

 美玲は、首を少し横に傾げる。

「勿論危険だと知ってきます。香山先生が思っているよりも、私はしっかり線引きするつもりです」

 彼女の話を聞き終わった美玲は、沙羅と目を合わさず窓に背を付け、胸の前で腕組みをする。そして笑顔を崩す。

「その気持ちは立派だわ。けど人間は誰だって線引きがうまくできるわけじゃない。線引きが上手くいかなくて、高西さんが高校生活中に苦しみ続けるのは嫌なの。教師はね、困っている生徒を見つけて助けたり、好きでも好きとか関係なしに生徒に優しくするものなの。それに、生徒からの愛は教師にとってかなり苦しいものよ。答えなかったら生徒の心を傷つけてしまうかもしれない。答えたとしても、良くない方向に流れてしまうかもしれないから。ごめんねこんなこと言っちゃって。高西さんには是非ともこの恋を叶えてほしい気持ちはあるわ。高西さんは慌てなくても、良い相手が絶対いるから」

 言葉を言い終わる頃には、いつもの柔らかい表情へと戻っていた。だが、美玲の心の中で、もし和道と沙羅が本当に付き合ってしまったらという不安が渦巻いていた。

「...で、でも」

 沙羅は何か言いたそうだった。だが、言葉が上手く言えず途切れてしまう。美玲は、首を横に振る。そして、開けた窓を閉めながら、沙羅に優しく言う。

「高西さん、今日はもう帰りなさい。外は既に暗くなっているわ。気を付けて」

 その言葉だけ残し、会議室を出て行ってく。廊下を歩くヒールの音が強く響く。美玲は、一度立ち止まり、深呼吸をする。そして、また歩き始める。美玲は、生徒から好きな人への告白を聞いてしまい最悪な気分へ陥っていた。
 告白を聞いてしまったのは、職員室の一角で会議をしていた国語の教師達に、時間になっても和道が時間になっても来ないから、呼んできて欲しいと頼まれた事だった。和道は、時間には厳しくいつも5分前には必ずその場所にいる。だが、今日は珍しく時間が過ぎても姿を現さなかった。彼が何処にいるのかも知らなかった。近くの教室や2年1組の教室、家庭科室など様々なところを探した。だが、教室の中を見ても和道は見当たらなかった。美玲は、壁に寄りかかり、何処にいるのか考えていた。すると、目の前の会議室から和道らしき人物の声が聞こえた。

「沙羅、用って何かな」

 
やっとの事で彼を見つけたと思い、彼に伝えようと、ドアノブに触れた、その瞬間、中から聞こえてきた会話に、耳を疑ってしまった。
 

「和道先生、私と付き合ってださい」

 美玲にとって沙羅は自分のクラスではない。だが1組で英語の授業をしている為、名前だけで高西沙羅だとすぐわかった。最悪だと思える出来事に遭遇する事になるくらいなら、もっと早く和道に思いを伝えておけばと言う後悔の気持ちにも襲われた。それが、沙羅の告白を聞いてしまった理由だった。

 職員室に戻ると、国語の教員会議は終わっていて和道は、既に自分のデスクで書類の整理をしていた。和道のデスクの隣が美玲のデスクだ。美玲がデスクに座ると、和道が美玲に気が付き声をかけてくる。

「香山先生、先ほどはありがとうございました」

「もう、だって時間にも厳しい遠藤先生が会議に遅刻するなんて珍しいですから。私はただ、国語の先生達に呼んできてって言われただけですからね」

 告白を盗み聞きしてしました。なんて、彼には言えるわけがないと香山は心の中で思っていた。外の暗闇に月が輝いていた。遠藤は、椅子から立ち上がり窓から月を見つめる。

「...香山先生、月が綺麗ですね」

 彼がサラッと呟いた。その言葉に隠された意味を知っているのか、知らないのか。美玲の胸が早鐘を打つ。窓を振り返り彼を少しだけ見つめるが、顔を逸らす。

「...それって、I love you...って意味と受け取っていいんですか、遠藤先生」

「...香山先生、その話知っていたのですね。ですが、月が綺麗だから言ってみただけです。だから...その、あんまり深く受け取らないでください」 

 彼の後ろで組む手に力が入る。だが、彼を少し見ると、耳が少し赤く染まっている事に気がつき、美玲の顔が緩んでしまう。





 その次の日の朝。昇降口で和道と美玲はバッタリと会い、職員室に向かって一緒に歩く。遠藤の髪はボサボサで、何回も欠伸をして、眠そうだ。朝起きるのがギリギリで急いで来たんだろうなと香山は感じていた。彼女は、耳に髪をかける。

「眠そうですね、遠藤先生」

 そう言われ口に手を当て、大きく欠伸をする。

「そんなことないです、まあ、ちょっと眠いのは否定できませんけど」

 美玲はある事に気がつく、和道は急いでネクタイをつけたのか、ネクタイが少し曲がっている。美玲は、小さく笑い和道に近寄る。

「じっとしてくださいね」

 美玲は和道のネクタイに手を伸ばす。彼女の指先は、器用にネクタイを整え、わずかに曲がっていた結び目を丁寧に治していく。彼女は真剣な顔つきで、和道との距離が近い事に気が付いていない。和道は、一瞬驚いたように身を固くしたが、すぐに立ち止まり美玲の動作に身を任せる。直し終わると、美玲は、満足したような顔を浮かべ一歩後ろに下がる。

「すみません、ありがとうございます。香山先生」

 和道は照れながら美玲にそう言う。美玲は、軽く笑いながらも、どこか心の奥で盗み聞きしてしまった沙羅から和道への告白が心に引っかかっていた。

「遠藤先生、香山先生...おはようございます」

 2人に誰かが声をかけてきた。2人が視線をずらすと、そこには胸に両手で茶封筒を抱えた沙羅が立っていた。

「おはよう高西さん」

「おはよう、沙羅。こんな朝早くどうしたんだ」

 沙羅は、抱えていた茶封筒を遠藤に差し出した。茶封筒に入れて提出する書類なんて何かあったかなと和道は考えた。だが、沙羅にとって大切な書類に違いないと、深く考える事をやめた。美玲は、茶封筒の中身は本当に提出する書類なのかと疑問に思っていたが、口には出さなかった。

「先生、これ書類が入ってますのでお願いします」

「わかった。朝早くわざわざありがとうな、沙羅」

 和道は笑顔で書類を受け取る。沙羅は安堵の息を吐く。そして、彼女の頬は赤く染まる。それを美玲は見逃していなかった。

「(高西さん、まさか本当に...。いいえ、ただの勘であって欲しい)」

 沙羅は頭を下げ、駆け足で教室に戻っていく。沙羅の姿が見えなくなった事を確認し、2人は職員室に入る。2人は自分のデスクに座ると、それぞれの仕事を始める。和道は、先程渡された茶封筒を開封し、中身を除く。すると1枚の便箋が入っていた。彼は今ここでは読むものではないと思い、何もなかったかのように便箋を閉じる。隣に座っていた美玲は、彼の謎の行動に首を傾げる。

「どうしました、遠藤先生」

 尋ねると彼は茶封筒をそっとデスクに置き、息を吸って吐く。そして、美玲に視線を向ける。

「い、いえ...。あとでじっくり家に帰ったら読もうかなと思いまして」  

 彼の家に帰ってじっくり読もうかなという言葉に違和感を感じた。大切な書類なら、すぐ担任として目を通さなければいけないのに。その疑問が美玲の頭の中をぐるぐると回る。




 その日の夜、美玲は、ソファに座りクッションに顔を埋めていた。思い出したくないのに、思い出してしまう。会議室で盗み聞きしてしまった沙羅から和道への告白。彼女の本気のあの表情。そして、目の前で和道に茶色い封筒を渡す沙羅の事を。美玲は、クッションを隣に置き、ソファをから腰を上げ、洗面台に向かった。そして、鏡の前に立ち、自分の頬を軽く両手で叩き、首を横に振る。茶封筒の中身はただの書類だ、と自分に言い聞かせる。その時だった、リビングのテーブルの上に置いてあったスマートフォンの着信音が鳴り響く。リビングに戻り、スマートフォンを確認する。すると、画面に表示された名前は遠藤和道だった。心臓が大きく脈打ち、胸の中で何かがざわめく。通話ボタンを押す。手の震えを抑えながらスマートフォンを耳にあてる。

「もしもし、香山です」

「もしもし、香山先生...あ、ごめんなさい、間違えてしまって」

 一方その頃、和道は額に汗が滲んでいた。上手く誤魔化せそうな言い訳を探していた。本当は、自分の彼女への気持ちを曝け出そうと電話をかけた。だが、彼女の声が聞こえた瞬間、頭が真っ白になり変な言い訳を言ってしまい、後悔する和道。

「...ま、間違い電話...ですか」

 電話の向こうの彼女の声は、不審がっているように彼には聞こえた。和道は、スマートフォンを持っていない片手で頭に手を当て次の言葉を考えていた。少しの間、無言になる2人。すると、和道が静寂を破るかのように声を出した。

「...あの...沙羅との接し方の距離がいまいちわかんなくなりました」

 和道の意外な言葉につい美玲は、「...え」と一言だけ漏らしてしまう。電話の向こうの彼女も顔は見えないが、何か感じ取ってると、和道は感じた。

「...距離がわからないって、どういう事ですか。前みたいに、生徒と接する時の距離で接すれば良いのではないでしょうか」

 丁寧な言葉を重ねるが彼女の口調はどこか冷たさを感じる物だった。彼は沙羅から書類として渡された茶封筒の事を素直に話そうか迷っていたのだ。決意を固めて、口に出す。

「実は朝渡された茶封筒...には、書類は入っていませんでした。ですが、沙羅の気持ちも傷つけたくないんです」

 彼は茶封筒の中身について、具体的には明かさないが、書類ではない何かが入っていた事だけを美玲に伝えた。美玲がその紙は何だったのかを察して柔らかい声で言葉を紡いだ。

「遠藤先生、やはりあの茶封筒はそのような内容でしたか。私も実はちょっと中身が気になっていましたので、教えていただいて嬉しかったです」

 彼女の声は少しだけトーンが高くなる。美玲の言葉により和道は、少しだけ、心が楽になる。

「香山先生、こんな時間に急に電話かけてしまい申し訳なかったです。疲れているところにこんな電話なんて...本当は嫌でしたよね、遅くまですみません」

「いいえ。まあ、遠藤先生からの電話急で驚いたけど...嫌ではなかったかな。じゃあ、切るね、おやすみ遠藤先生」

「おやすみなさい、香山先生」

 そして、スマートフォンを耳から離し、ベッドの上に腰を腰を下ろし、電話の名簿に書かれている香山美玲と言う名前をじっと見つめる。そして、スマートフォンの電源を切りベッドに仰向けで寝転がる。天井を見つめる。美玲と話したくなり急に電話をかけてしまった事を後悔する。

「(何やってんだ、俺は)」



< 1 / 2 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop