代理お見合いに出席したら、運命の恋が始まりました~社長令息は初心な彼女を溺愛したい~
七海の視線は自然とそちらへ向いた。
しかし映像の中にいる存在を目にして、ちょっと驚く。
「あれ、これはHEROさん……?」
映像の中で演技をしているのはHEROだった。
笑顔で明るい様子である。
自分がファンでなくても、なにしろ従姉妹が大ファンなのだ。
ひと目見ただけでわかる。
七海が彼を見て、そして認識したからか、八尋は違うことを言った。
「あ、はい。ご存知でしたか?」
「はい! 身近な人がファンで……、わぁ、とっても素敵!」
芸能人なのだから知っていても自然だ。
八尋の質問にもスルッと答えて、七海は映像に見入った。
彼について、写真などはよく目にしていても、積極的に情報を見に行くタイプではない七海は、動画をあまり見たことがなかった。
よって、余計新鮮に感じた。
画面の中でポーズをつけるHEROはドレッシーなスーツを着て、髪も遊びのあるセットをして……とても華やかだ。
ついつい目を惹かれてしまう。
それに、初めて会った日の帰宅後に一華から写真を見せられたときと同じ感覚も覚えた。
すなわち、どこか八尋と印象が似ている、というものだ。
こうして彼が隣にいる状況では、より強くそう感じた。
「そういえば八尋さんって、HEROさんに雰囲気が似てますね」
映像に注視していたために、ついぽろっと口から出ていた。
しかし映像の中にいる存在を目にして、ちょっと驚く。
「あれ、これはHEROさん……?」
映像の中で演技をしているのはHEROだった。
笑顔で明るい様子である。
自分がファンでなくても、なにしろ従姉妹が大ファンなのだ。
ひと目見ただけでわかる。
七海が彼を見て、そして認識したからか、八尋は違うことを言った。
「あ、はい。ご存知でしたか?」
「はい! 身近な人がファンで……、わぁ、とっても素敵!」
芸能人なのだから知っていても自然だ。
八尋の質問にもスルッと答えて、七海は映像に見入った。
彼について、写真などはよく目にしていても、積極的に情報を見に行くタイプではない七海は、動画をあまり見たことがなかった。
よって、余計新鮮に感じた。
画面の中でポーズをつけるHEROはドレッシーなスーツを着て、髪も遊びのあるセットをして……とても華やかだ。
ついつい目を惹かれてしまう。
それに、初めて会った日の帰宅後に一華から写真を見せられたときと同じ感覚も覚えた。
すなわち、どこか八尋と印象が似ている、というものだ。
こうして彼が隣にいる状況では、より強くそう感じた。
「そういえば八尋さんって、HEROさんに雰囲気が似てますね」
映像に注視していたために、ついぽろっと口から出ていた。