コイ、アイ。

#3



「───ってことがあって。
よく分からないけど、なんさ涙が勝手に出てきちゃったんです」

かなり落ち着いた。心も体も。


「へぇ…やっぱり、社会人は大変なんだなぁ…。あ、俺も社会人か、」

「ごめんね、シラカワハルト、です」

そう言って、シラカワさんは公園の砂に棒で漢字を書く。


“白川 暖人”


───え。


その漢字列と丸みを帯びた特徴的な文字に、私の心臓はどくりと音を立てた。


「…アイドル、ですよね?」


「HOTMILK」不動のセンターでリーダー。

オーディションでは1位に輝き、メンバーの中でも圧倒的な人気を誇る。

…アイドルに詳しくなくても知っている、彼の顔、名前、声。


「知っててくれてるの?ありがとう。
そうだよ、HOTMILKのリーダー、白川暖人です」

…ああ、ホッとする。


「撮られちゃ不味いですよね、ごめんなさい」

と言って立ちあがろうとする私をそっと制止する白川さん。


「もう遅いし、きっともう週刊誌もいないよ。
ね、これ飲んで」


と言って差し出されたのは、缶に丸い字で「ホットミルク」と書かれた飲み物。

「この公園、自販機にホットミルク売ってるんだ。珍しいよね」

良ければ飲んでよ、とふわりと笑う君に、

この夜限定で、惚れてしまった。


「ほっと、ミルク」fin.


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作者史上最も駄作。
もっと白川くんの良さを出したいなぁと思うので、大幅加筆や修正の可能性大です。
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