完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法
私は彼の後を仕方なく着いていく。
玲さんは珍しく運転手付きの黒いリムジンで来ていた。
「待って! 玲さん、まさかこのまま教会に行って強引に私と挙式する気なんじゃ」
「凛音、そうしたいのは山々だけど、女性も結婚は18歳からしかできなくなったんだよ」
玲さんは困ったように笑いながら、私をリムジンの中に案内した。
玲さんの運転ではない事に私も少しホッとしてリムジンの中の赤い革張りのソファーにゆっくりと座る。
「中目黒のタワマンでいいんだよね」
「お母様から聞いたの?」
「違うよ。柏原家の資産管理は今僕が任されているから、学校からの距離を考えて予想しただけ」
玲さんは珍しく運転手付きの黒いリムジンで来ていた。
「待って! 玲さん、まさかこのまま教会に行って強引に私と挙式する気なんじゃ」
「凛音、そうしたいのは山々だけど、女性も結婚は18歳からしかできなくなったんだよ」
玲さんは困ったように笑いながら、私をリムジンの中に案内した。
玲さんの運転ではない事に私も少しホッとしてリムジンの中の赤い革張りのソファーにゆっくりと座る。
「中目黒のタワマンでいいんだよね」
「お母様から聞いたの?」
「違うよ。柏原家の資産管理は今僕が任されているから、学校からの距離を考えて予想しただけ」