完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法
24.動き出す時間
私の中で自分の作った曲が認められた事はこの上ない自信になった。スタジオで残ってアルバム用の曲を作っていると、扉が開いた。
そこには、HIROが私をじっと見つめて立っていた。窓から差し込む夕日に染まって、彼の頬が少し赤い。
「何か用? 今、曲を作っている途中なんだけど⋯⋯」
「凛音、最近ちょっと頑張り過ぎじゃゃない? あまり、棍詰めると長続きしないぞ」
HIROが私に近づきながら私を心配する言葉をつづってくる。おそらく奈美子さんから私がいつも遅くまでスタジオに残っているのを聞いたのだろう。
そこには、HIROが私をじっと見つめて立っていた。窓から差し込む夕日に染まって、彼の頬が少し赤い。
「何か用? 今、曲を作っている途中なんだけど⋯⋯」
「凛音、最近ちょっと頑張り過ぎじゃゃない? あまり、棍詰めると長続きしないぞ」
HIROが私に近づきながら私を心配する言葉をつづってくる。おそらく奈美子さんから私がいつも遅くまでスタジオに残っているのを聞いたのだろう。