完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法
HIROの芸能事務所の扉をノックする。
「あの、何か御用でしょうか?」
迎えてくれたのは美湖ちゃんの父親だ。
「『JKロック』のキーボードがこないだ引退しましたよね。私、その後釜に立候補したいのですが!」
「えっえっと⋯⋯あの、『JKロック』の補充メンバーのオーディションの開催は今計画中でして⋯⋯」
「私は黒蘭学園2年柏原凛音です。私のルックスと技術を見ればオーディションの必要はないと思います」
私は『JKロック』の曲を弾けと言われれば、直ぐに弾ける。それに顔だけは自信があるし、現役女子高生だ。
「あの、何か御用でしょうか?」
迎えてくれたのは美湖ちゃんの父親だ。
「『JKロック』のキーボードがこないだ引退しましたよね。私、その後釜に立候補したいのですが!」
「えっえっと⋯⋯あの、『JKロック』の補充メンバーのオーディションの開催は今計画中でして⋯⋯」
「私は黒蘭学園2年柏原凛音です。私のルックスと技術を見ればオーディションの必要はないと思います」
私は『JKロック』の曲を弾けと言われれば、直ぐに弾ける。それに顔だけは自信があるし、現役女子高生だ。