キス魔なカレシ。
 私たちは、寒い中家へと帰ってきた。

 「可憐ちゃん、キスしていい?ずっと、我慢してたんだ」
 「うん…」

 郁弥くんは、受験の事もあって今までキスを我慢していてくれた。

 ちゅう。

 「ん」
 「ぅん…あっ」

 最初は、軽くて短いキスから、どんどん深くて長いキスに変わる。

 お互い、息が続かなくて唇を離して呼吸をする。

 「久しぶりの可憐ちゃんとのキスはやっぱり好きだなぁ〜」
 「うん、私も」
 「ふふっ。両想いだね」

 なんて、言うけどずっと前から、両想いだ。

 「大学楽しみだね」
 「うん。勉強も頑張らないと」
 「可憐ちゃんは、真面目だなぁ〜」
 「そうかな?」
 「そうだよ〜。あ、そうだ」
 「なに?」
 「サークルとか入っちゃ駄目だよ?」
 「どうして?」
 「だって、変に飲み会とか合コンとか誘われたら嫌でしょ?僕は嫌だよ。可憐ちゃんが他の男と一緒にいるのは」
 「う、うん。分かった。なら、郁弥くんもサークルに参加しないで?私も嫉妬しちゃうかも」
 「か、可憐ちゃんが、凄く可愛い事言ってるー!」

 そう言いながら、抱きついてきた。

 く、苦しい…!

 でも、悪い気はしなかった。

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