「庭の千草」狂詩曲
ーー詩月はうちに検査入院している

「そう。そこのピアノは詩月くんを待っているんだけどね」

カウンター内に戻り、鼻歌混じりに豆を挽く。

「周桜は何かあったのか? 様子が少し変だった」

「そうか? 親父さんの怪我が心配なんだろう。復帰するには、けっこうかかるようだし」

「詩月の家の前も病院も、張りついているんだ。XCEON の3人も、いつ詩月に接触するか見張られているらしい」

「周桜もXCEON も大変だな。周桜は曲のアレンジ、まだしているんだっけ?」

詩月がテレビを消そうとリモコンを手に取った時だった。

XCEON の昴がマイクをむけられていた。

詩月がテレビを消そうとリモコンを手に取った時だった。

XCEON の昴がマイクをむけられていた。

「ん……何かひどく沈んでいるように見えたんだが」

「詩月はあれで、かなりのファザコンだからな」


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