嘘つきな騎士と破られた託宣 -龍の託宣6-
番外編 いつかそのひとに出逢うまで
母のアニサとの放浪生活の中、ちょっと長めに住んでいた土地でのことだ。祭りの準備に駆り出されたルチアは、村の女たちとともに花冠や飾りのリースを作っていた。
「ね、カールとニナが付き合いだしたって話、聞いた?」
「ああ、聞いた聞いた。ニナから告白して即オッケーだったらしいよ?」
「本当に?」
「カールってミナと別れたばっかじゃなかったっけ?」
「彼、来る者は拒まないって噂だからねぇ」
手を動かしつつも、女たちのおしゃべりに花が咲く。
「しかもその日のうちにヤっちゃったんだって」
「早っ! でもなんであんたがそんなこと知ってんのよ」
「ニナ本人から聞いた。あちこちで触れ回ってるみたい」
「うわ、舞い上がってるねぇ」
「……ねぇみんなぁ、子供の前でそういう話やめようよぅ」
弱々しく発せられた声に会話が一時中断される。と同時に視線がルチアに集まった。
突然注目を浴びたルチアは、驚いて花冠を編んでいた手を止めた。かつらの長い前髪を揺らし、戸惑いながら女たちを交互に見やる。
「だいじょぶ、だいじょぶ。ルチアだってもうすぐお年頃でしょ? 今のうちにいろいろ知っとかないと」
「いろいろって何?」
ルチアが首をかしげると、女たちはこぞって口を開きだした。
「いろいろって言うのはね、恋愛のあれこれよ」
「大人の男女交際ね」
「まぁ、簡単に言えば男と女の色事ってこと」
「大人になったらね、恋人同士は裸になって抱き合うのよ」
「裸で? それ寒くないの?」
訝しげに問う。互いに目を見合わせながら、女たちはニマニマと笑いだした。
「大丈夫よ、ふたりでくっついてあっため合うから」
「そうそう、激しく動くし、汗かくくらい」
「裸でくっついて激しく動いて汗をかくの?」
「男にはね、女にはない硬い棒があるのよ。それをわたしたちのココ、股の奥につっこむの」
「何それ、痛そう」
ルチアが引き気味に返すと、後ろから耳をふさがれた。
「ね、カールとニナが付き合いだしたって話、聞いた?」
「ああ、聞いた聞いた。ニナから告白して即オッケーだったらしいよ?」
「本当に?」
「カールってミナと別れたばっかじゃなかったっけ?」
「彼、来る者は拒まないって噂だからねぇ」
手を動かしつつも、女たちのおしゃべりに花が咲く。
「しかもその日のうちにヤっちゃったんだって」
「早っ! でもなんであんたがそんなこと知ってんのよ」
「ニナ本人から聞いた。あちこちで触れ回ってるみたい」
「うわ、舞い上がってるねぇ」
「……ねぇみんなぁ、子供の前でそういう話やめようよぅ」
弱々しく発せられた声に会話が一時中断される。と同時に視線がルチアに集まった。
突然注目を浴びたルチアは、驚いて花冠を編んでいた手を止めた。かつらの長い前髪を揺らし、戸惑いながら女たちを交互に見やる。
「だいじょぶ、だいじょぶ。ルチアだってもうすぐお年頃でしょ? 今のうちにいろいろ知っとかないと」
「いろいろって何?」
ルチアが首をかしげると、女たちはこぞって口を開きだした。
「いろいろって言うのはね、恋愛のあれこれよ」
「大人の男女交際ね」
「まぁ、簡単に言えば男と女の色事ってこと」
「大人になったらね、恋人同士は裸になって抱き合うのよ」
「裸で? それ寒くないの?」
訝しげに問う。互いに目を見合わせながら、女たちはニマニマと笑いだした。
「大丈夫よ、ふたりでくっついてあっため合うから」
「そうそう、激しく動くし、汗かくくらい」
「裸でくっついて激しく動いて汗をかくの?」
「男にはね、女にはない硬い棒があるのよ。それをわたしたちのココ、股の奥につっこむの」
「何それ、痛そう」
ルチアが引き気味に返すと、後ろから耳をふさがれた。