白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
、あり得ない。
 何かの間違いよ。

「あの、ブレイズ様、マリアンヌ様が言っていたことなど私は気にもしていませんので」

 きっぱりと言い切れば、なぜかそっちの方が残念かのように絶望的な顔をしている。
 これはどういう反応なのよ。

 わざわざ気にしないって、こっちから宣言したのに。

「まぁ、他人の色恋はどうでもいいけど。でもね、今回の夜会であたしも思うことがあって。それで彼に協力してもらうことにしたのよ」
「協力?」

 マリアンヌとダミアンが出席したという夜会。
 前回もそうだったけど、ダミアンはきっと引き裂かれた純愛をうたっていたはず。

 今回はマリアンヌは私のことがあったから参加に前向きになれてなかったのよね。
 
 でも今のまっすぐな彼女を見ていると、迷いはどこにも感じられない。
 答えを見つけられたのかな。

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