白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
「そんなことでいいのか?」
「私にとってはそれが一番大事だから」
「分かった。その時は協力してやるよ」
「ありがとう。もしこれ足りなかったら、送らせるから文を送って」
「まったくあんたもあの男と変わらないくらい肝が据わってるんだな」
「あら。私はあの上を行くつもりよ」

 そう言いながら、私は席を立つ。
 あの上を行く。ううん。もしかしたら、そう決めた時から上を行っているのかも。

 私はそれくらい強くなったって自覚はあるわ。

 そんな風に強くなれた自分にやや嬉しくなりつつも、私は彼らにヒラヒラと手を振り店を後にした。
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