吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
岡本大貴はこの暑さのなか、爽やかな笑みを浮かべ、「大路と待ち合わせか?」と訊いた。「え」と少しだけ反応が遅れる。
「今大路と付き合ってるんだって? 部員たちもみんな知ってたし、直接本人からも聞いたよ。おめでとう」
「あ。ありがとう、ございます」
「おまえら普段から仲良いもんな。大路はバスケ部のエースだからな、今後もしっかり支えてやってくれな?」
「はい」
岡本大貴と話していて、白翔は自分との交際を公表してるんだな、と思った。
深緋と違い、白翔は顔が広く、社交性にも富んでいる。その彼の方から周知の事実として広めているのだとしたら、二学期にあらぬ噂を立てられる心配もない。
終業式の日に、既に啖呵を切っている尾之上グループにも、もう絡まれることはないかもしれない。
やるじゃん、白翔。深緋は心の中でグッジョブと親指を立てた。
「あー……それからな、朝比奈」
まだ何か話し足りないのか、岡本大貴が口元に手をやり顎を触る。「なんですか?」と自然と首が傾いた。
「朝比奈って確か……去年の秋に転校してきたんだよな?」
「……はい。そうですけど?」
それがどうしたんだろう……?
不思議に思っていると、少し離れた場所から「深緋!」と名前を呼ばれた。
視界に彼の姿を見つけて、「あ」と呟きがもれる。白翔が現れたのを確認し、岡本大貴が控えめに手を上げた。
「今大路と付き合ってるんだって? 部員たちもみんな知ってたし、直接本人からも聞いたよ。おめでとう」
「あ。ありがとう、ございます」
「おまえら普段から仲良いもんな。大路はバスケ部のエースだからな、今後もしっかり支えてやってくれな?」
「はい」
岡本大貴と話していて、白翔は自分との交際を公表してるんだな、と思った。
深緋と違い、白翔は顔が広く、社交性にも富んでいる。その彼の方から周知の事実として広めているのだとしたら、二学期にあらぬ噂を立てられる心配もない。
終業式の日に、既に啖呵を切っている尾之上グループにも、もう絡まれることはないかもしれない。
やるじゃん、白翔。深緋は心の中でグッジョブと親指を立てた。
「あー……それからな、朝比奈」
まだ何か話し足りないのか、岡本大貴が口元に手をやり顎を触る。「なんですか?」と自然と首が傾いた。
「朝比奈って確か……去年の秋に転校してきたんだよな?」
「……はい。そうですけど?」
それがどうしたんだろう……?
不思議に思っていると、少し離れた場所から「深緋!」と名前を呼ばれた。
視界に彼の姿を見つけて、「あ」と呟きがもれる。白翔が現れたのを確認し、岡本大貴が控えめに手を上げた。