恋愛Sim★comp
ソファーにもたれて眠る比名琴を、起こさないように、そっと抱き寄せた。
昔を思い出す。
俺達に、こんな甘い時間がどれほどあったのか。
額に、そっとキスを落とし……髪を撫でる。
手に入れた幸せ。
「比名琴、愛しているよ。」
「ふふ。私も、愛しているわ。」
目を開け、頬を染めて微笑む比名琴。
「え?いつ、起きたの?」
驚きに心臓が、ありえない音を発している。
「んー。抱き寄せられたくらいかしら?心地よくて……ふふっ。幸せね?」
同じ思いに嬉しくなって、顔を近づける。
比名琴が、受け入れるように目を閉じた。
唇を、そっと重ね味わう。
手を、比名琴の肩から背に。腕を腰に移動させる。
ソファーから身体を離し、床へ押し倒す。
じゅうたんでは、痛いだろうか?
少しの時間……ちょっとだけ……
柔らかい胸に顔をうずめ、甘い香りに酔う。
「比名琴……」
顔を上げ、キスをしようと視線を向けた。
その瞬間、自分たちに影が覆う。
まさか!?
比名琴が、抵抗を始めた。
そっと比名琴から離れ、視線を合わせようとしないので、嫌な予感が当たっているのだと確信する。
光を遮る物体に、視線を向けるのを拒否したい!
「比名琴、何を見たの?」
俺の質問に、比名琴は微妙な笑みで答える。
「窓って、防音にしたの?」
邪魔が入らないよう、手を尽くしたのに!
嶋関の野郎~~ふざけんな!!
END


