空の植木鉢
数日後、枯れてしまった植物を処分した。
残ったのは、空っぽの植木鉢だけ。

夕日が差し込む部屋の中、
私はその空の鉢をただ見つめていた。

あの植物とは、1年以上の時間を過ごした。
ふと、2年前――黄色い鉢に根を張っていた、あの植物のことを思い出す。
元気にしているだろうか、と自然に思った。

静かな部屋の中で、
言葉がこぼれた。

「……今度こそ、本当だよ。」

誰もいないのに。
何もいないのに。
その声は、あたたかく響いた。
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