野いちご源氏物語 四五 橋姫(はしひめ)
薫(かおる)の君(きみ)は姫君(ひめぎみ)よりも八(はち)の宮(みや)様の方にご興味が湧(わ)いた。
<俗(ぞく)世間(せけん)にありながら、どのようなお心構えで修行(しゅぎょう)なさっているのだろう。ぜひお目にかかりたい>
聞けば聞くほど気になっていかれる。
阿闍梨(あじゃり)が宇治(うじ)へ帰っていくときには、
「私をお弟子(でし)にしていただけないか、八の宮様にお聞きしてみておくれ」
とお願いなさった。
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