天使?小悪魔?
それをずっとやってるわけではなくここぞという時に使ってくる。


尚更、男は落ちる。


「天宮くーん?」

「…花火大会…とかか…?」


なんとか言葉を発する。


「うん…その前に…買い物とかどうかな?」


また、上目遣い。


「行くから…ちょっと…離れろ…」


そう言うと栗原さんはそっと離れた。

解放されほっとする気持ちと喪失感が出てくる。


もし相手が彼女なら俺は抱きしめ返してキスをしたい。

でも栗原さんとはそういう関係じゃないから理性を制御しなきゃいけない。


だからこそ…栗原さんに夢中になってしまう。

いや、彼女になった時の方がヤバいかもしれない。

栗原さんのあの言葉を思い出す。



「私の沼にハマって抜け出せなくなっちゃうよ?」



…そうだな。




もう抜け出せない。
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