【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜

元子爵夫人はレオナール公爵の強い希望もあり、すぐに処刑されることになった。  
レンログ子爵は責任を追及されることになり、さらに立場が悪くなってしまったようだ。
爵位も親戚に譲り、辺境の労働施設で死ぬまで働き続けるようだ。
そこでは火魔法が大変重宝されているという。

シルヴィーは手を差し伸べるつもりはなかったし、母も同じ気持ちだった。
彼らにかける言葉は何もない。
母も残りの人生はすべてレオナール公爵に捧げるのだという。
病もすっかりとよくなり、幸せな結婚生活を送っている。
シュマイディト国王の『血は争えないな』と、いう言葉は、レオナール公爵とアデラールのことを指しているらしい。

それからミリアムと元子爵夫人が豪華なドレスを着ていた理由は父が地道に貯めていた金を全額使ったようだ。
それには彼女たちらしいという言葉しか出てこない。

そしてマリアとシルヴィーが着ていたドレスのおかげか、母とシルヴィーがいた高級洋装店は大繁盛。
アデラールの根回しもあり、新たにレース職人を数人雇ったそうだ。
シルヴィーも恩返しで、暇ができたらレースを編んではリーズに送っている。
何より魔法の訓練にもなるからだ。
彼女が助けてくれたことで母もシルヴィーもここに立っていられるのだから。

マリアは相変わらず体調不良に苦しむかと思いきや、徐々に回復していた。
その理由はシルヴィーがプレゼントしたハンカチや小物だと判明する。
最初はそのことを聞いても意味がわからなかった。
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