運命的な出会いには裏がある。
────────3週間後。


「お隣からの引っ越しおつかれ?」


 暖は後ろから私を抱き締めてくる。

 自分の部屋から暖の部屋にようやく全ての荷物を運び込めた。

 不動産にも話をして、ようやくすべての手続きが済んだ。


「今までの引っ越しの中では一番楽だったかも」

「まあ、ただの移動だしな。てか、もうネットで頻繁に買い物すんなよ」

「ええ?何で?楽だしよくない?」

「今度からは急遽必要なもんは俺が買って帰るし、一緒に買い物行く機会減るじゃん」


 そう言って私の手を恋人繋ぎをすると手の甲に軽く口付ける。

 いつまで経っても暖のこの甘い行為には慣れそうにないし、いつまで経っても格好良い彼氏にときめいてしまう。


「うちの彼氏が大優勝すぎ…」


 そう言って倒れそうになる私を支える暖。


「本当、変で可愛い女」


 そう言って微笑む彼にもまたノックアウト。




End.
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