Reunion love.
「もう自分の事そんな風に扱うのやめろよ。らしくないし、てか、他の男にもな。俺じゃなかったら今頃ベッドの上なの分かってんの?本当に」


 そう言いながら額を弾かれて、結構な衝撃に額を抑える。

 意外と好きだと言っても普通に接してくれている太一くんに少しだけ困惑もあった。てっきり嫌がられると思っていたから。


「それと、さっきの告白だけど」

「…うん」

「気持ちには応えられない。縒り戻して上手くいくって思えないし、俺はもうそんな風に純花を見ることはできない」


 相変わらずはっきりした物の言い方。傷付きはする。振られているのだから当然。

 でも、このまっすぐな性格を好きな私は、はっきり言ってくれる太一くんを見て、今も変わらずやっぱり好きだなと思ってしまった。

 誰に対しても変わらないこのスタンス。太一くんのこんな性格に交際時から傷付いてきた事もあったけど、救われてきたことも沢山あったから。


「そうだよね…」

「けど、またここで拒んで面倒な方向に走る純花を見るのも、間違った方向に進んで純花が傷付いてくのを見るのも不本意だし、ちゃんと見とかないといけないよな」

「見とくって…。子供じゃないよ、私」

「似た様なもんだろ。しっかりしろアラサー」

「それは、太一くんもじゃん!」

「そうだよ、だからちゃんとお互い大人な対応しようなって話をしてんの。…想ってくれてるって分かったからって、もう突き放したりしないから。

友達くらいでは居れるんじゃん。純花が辛くて嫌だって言うなら、その意思も尊重するけど」


 太一くんなりに今いろいろ考えて言葉を伝えてくれている。

 前まで0か100かしか無かった選択を取っていた彼が、妥協点をいろいろ探すようなことを言っているのなんて、意外でしかなかった。
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