Reunion love.
『…昨日の話は、どこまで本気?』

「…全部本気だよ」

『酒の勢いじゃないってこと?』

「た、太一くんが悪いから。私の事好きになるかもみたいな発言したでしょ」


 そう問い詰めると太一くんも言い訳もせずに『したかも』と笑っていた。したかもじゃないし、その言い方ずるいし。

 責任持てと言いたい気持ちなのに、随分可愛らしい言い方にときめいてしまうのが、恋した私のバカポイントである。


『俺、多分手焼くくらいのが好きだと思う』

「…は?」

『純花は大人っぽい女とか、落ち着いた女は無理だし、言いたい事我慢するのとか、純花らしくない。こうしたいとか、こう思ってるってはっきり言ってるくらいの方が多分…』


 最後まで言い切らなかったけど、言いたい事も分かった。手焼くくらいが好き、の中に何となく変な遠慮はいらないって言ってくれている様な気がして、勝手に解釈してはときめいてしまった。

 伝え方が不器用なのも彼らしい。


『それと、交際したらまた隠したいって思う?』

「…!思いません!」

『そう。俺、隠し事嫌いだから、そう言ってくれてありがたいわ。

それから…、…純花だけじゃなくて、俺も努力する。誤解させない言い方とか…、そういうの』


 すこし恥ずかしそうにそう言葉にする太一くんに驚いた。太一くんも何を考えたのかは分からないけど、私と縒りを戻すために努力をするって言葉にしてくれて、そこまで私との事を前向きになってくれるなんて思わなかった。

 だけど、今の状況は少しややこしい気がして、太一くんにその疑問をぶつけてみる。
< 76 / 117 >

この作品をシェア

pagetop