Reunion love.
「悪かったな、態度に出にくくて」


 そう言って顔を私から逸らしてしまった。

 その言葉の意味を理解して口元を緩ませてしまった。それでもちゃんと言葉にするを太一くんには心掛けてほしいので、少しだけ意地悪をしてみる。


「どういう意味?」


 そう言って太一くんの顔を覗き込むと、太一くんもこちらを見ていて私が意地悪するつもりだったのだけど「純花はどうなん?」と少し顔を近付けられ問われると、顔が熱くなる。

 私が文句を言ってドキドキさせたと言わせたかったはずなのに、何故か私が攻められている。


「な、何で、私の話?」

「そういう意地悪をしてくるんだから、純花はちゃんと言ってくれるんだろうなって思って」

「…聞かなくても分かるくせに」

「じゃあ俺のさっきの発言で、本当に分かんねぇんだな?」


 慣れない意地悪なんてするもんじゃない。おかげで私が意地悪返しを受ける羽目になってしまった。

 この距離の近さは自分からしたのに恥ずかしくなってしまって、腕から手を離そうとすると、今度はその手を太一くんに捕まえられて恋人繋ぎに繋ぎ方を変えられた。


「う、わ、何で…!」

「ドキドキしてないなら、ちゃんと努力しないとと思っただけ」

「そんな事する人じゃなかったじゃん!」

「お互いに変わんないとだろ」


 そう言いながらふっと笑みを零す。
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