Reunion love.
 私は元々別れたいなんて思ったことも離れたいと思ったことも無い。合わない部分があっても好きだから、今すぐにでも交際したい。いずれ結婚もしたいし、子供もって未来は当然夢に見た事もある。

 そう考えるとゆっくりしている時間はない。でもそれが太一くんじゃないなら嫌だと思うけれど…、ここでも私と太一くんの気持ちは少しずれている。私は彼じゃなきゃだめで、彼は今後1人でもいいってそんな気持ちのすれ違いがどうも関係の進展の妨げになっている気がした。


「…私は今も今後も気持ちは変わらないよ。太一くんじゃなきゃだめだし、きっとここで駄目でも他の誰かは好きにならないと思う。だから、太一くんに友達の方が上手くいくかもなんて言われたら傷付く」

「…ごめん。今後傷付けない様にって考え過ぎて、そこまで考えが回らなかった」


 ここで押さないときっと今後は無い。太一くん自身に答えを見付けさせたら、私を選ぶことは無いと思った。

 だからもうお互いを確かめ合うなんて、そんな時間を取りたくない。


「今決めて。付き合うか友達に戻るか」


 そう言って太一くんの胸元を手で押す。

 どうせ友達で居たいと振られても、交際してから振られてもどっちみち同じくらい傷付く。私の為だと答えを迷われるくらいなら、太一くんの今の気持ちだけで答えを選んでもらった方が何倍も良い。
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