至上最幸の恋
磯崎さんのような方に支えていただけたら、きっと穏やかな人生を歩めるのかもしれない。
でも、それが私の心から望む幸せなのかは、まだ分からないわ。
結婚だなんて、全然考えたことはなかったけれど……自分のこと、この先の人生のことをゆっくり考えるには、いいタイミングね。
だってここはウィーンだもの。この街はきっと、私の人生の分岐点なんだわ。
「中に入ろう。風邪引いちゃうよ」
「はい」
促されて、みなさんのところへ戻った。
そのあとも、磯崎さんのご様子は普段通りだった。私との仲をスタッフの方にからかわれても、大人の対応でさらりとかわしていらしたし。
いつもなら、受け流せていたはずなのに。つい磯崎さんの反応を気にしてしまう。
一体いつから、私を想ってくださっていたのかしら。磯崎さんのお気持ちも知らず、これまで失礼なことをしていたかもしれないわ。
だからこそ、真剣に考えないと。私にとっての幸せとは、なんなのか。
瑛士さんを想う気持ちは変わらない。だけど、想い続けることだけが、私の幸せなのかしら。自分の心に嘘をつかず、周りの方たちにも心配をかけずに生きていくには、どうすればいいのか。
このオフで、しっかり自分と向き合わなくちゃ。
そして翌日、私はひとりでウィーンの街を歩いた。
でも、それが私の心から望む幸せなのかは、まだ分からないわ。
結婚だなんて、全然考えたことはなかったけれど……自分のこと、この先の人生のことをゆっくり考えるには、いいタイミングね。
だってここはウィーンだもの。この街はきっと、私の人生の分岐点なんだわ。
「中に入ろう。風邪引いちゃうよ」
「はい」
促されて、みなさんのところへ戻った。
そのあとも、磯崎さんのご様子は普段通りだった。私との仲をスタッフの方にからかわれても、大人の対応でさらりとかわしていらしたし。
いつもなら、受け流せていたはずなのに。つい磯崎さんの反応を気にしてしまう。
一体いつから、私を想ってくださっていたのかしら。磯崎さんのお気持ちも知らず、これまで失礼なことをしていたかもしれないわ。
だからこそ、真剣に考えないと。私にとっての幸せとは、なんなのか。
瑛士さんを想う気持ちは変わらない。だけど、想い続けることだけが、私の幸せなのかしら。自分の心に嘘をつかず、周りの方たちにも心配をかけずに生きていくには、どうすればいいのか。
このオフで、しっかり自分と向き合わなくちゃ。
そして翌日、私はひとりでウィーンの街を歩いた。