始まりは一夜の出会いから
その人は昨日見た先程まで話してた噂の…
────佐々木さんだったから。
「今朝ぶりですね、有咲さん!」
なーんて笑顔で話しかけて来る。
美月は楽しそうにこの状況を口元を緩ませながら見ていて、私はフリーズしている。
今朝ぶりってことは、やっぱりこの人と…。
そう挨拶をして、名刺入れを 胸元から出して、名刺を1枚こちらに渡す。
「担当変わりました、佐々木《ささき》 新《あらた》と言います!本日は佐原《さわら》さんとの打ち合わせで参りました!」
佐原《さわら》 光《ひかり》さん。
私たちの3つ上の先輩で、営業部で頼りになる大好きな先輩。
佐原さんは確かにこの会社の担当をされていて、よく打ち合わせとかをしている。
会社同士の長い付き合いもあり、長期のやり取りを交わしていた。
「…ご丁寧にありがとうございます。確認出来てますのでゲート開けますね」
改札の様になっているゲートを開く。
どういう反応をしたらいいのか分からず、困惑してしまう。
このまま一夜限りで終わらせてしまいたかった。
それが大事な取引先の営業担当さんだなんて。
なんてことをしてしまったのだろうか。
自分のこの情けなさを取引先に晒してしまったことが恥ずかしくて仕方がない。
「あ、ごめんなさい。初めて来るもので、有咲さん今回だけご案内お願いできませんか?」
そんな申し訳なさそうな表情で言われ、美月の方を見るとグッと親指を立てられる。
代わりに行って欲しくて見たんですけど…、何親指立ててんだ。伝わらない美月に苦笑いで返して、受付の外に出る。
────佐々木さんだったから。
「今朝ぶりですね、有咲さん!」
なーんて笑顔で話しかけて来る。
美月は楽しそうにこの状況を口元を緩ませながら見ていて、私はフリーズしている。
今朝ぶりってことは、やっぱりこの人と…。
そう挨拶をして、名刺入れを 胸元から出して、名刺を1枚こちらに渡す。
「担当変わりました、佐々木《ささき》 新《あらた》と言います!本日は佐原《さわら》さんとの打ち合わせで参りました!」
佐原《さわら》 光《ひかり》さん。
私たちの3つ上の先輩で、営業部で頼りになる大好きな先輩。
佐原さんは確かにこの会社の担当をされていて、よく打ち合わせとかをしている。
会社同士の長い付き合いもあり、長期のやり取りを交わしていた。
「…ご丁寧にありがとうございます。確認出来てますのでゲート開けますね」
改札の様になっているゲートを開く。
どういう反応をしたらいいのか分からず、困惑してしまう。
このまま一夜限りで終わらせてしまいたかった。
それが大事な取引先の営業担当さんだなんて。
なんてことをしてしまったのだろうか。
自分のこの情けなさを取引先に晒してしまったことが恥ずかしくて仕方がない。
「あ、ごめんなさい。初めて来るもので、有咲さん今回だけご案内お願いできませんか?」
そんな申し訳なさそうな表情で言われ、美月の方を見るとグッと親指を立てられる。
代わりに行って欲しくて見たんですけど…、何親指立ててんだ。伝わらない美月に苦笑いで返して、受付の外に出る。