始まりは一夜の出会いから
「有咲さん!」
声が聞こえて振り向くと佐々木さんがこちらに走って向かって生きていた。
まさか追いかけてくるのは予想外で佐々木さんを見ていると「追いついて良かった」と柔らかく笑ってくれた。
その姿があまりにも王子様過ぎて胸が撃ち抜かれる。
「ど、どうしたんですか、佐々木さん」
「あの、本当に余計なお世話かもって自覚はあったんですけど、どうしても有咲さんの様子が気になって。内容については無理に話さなくても良いので傍に居させてもらえませんか。邪魔はしないので」
そう言いながらそっと私の手を掴んでくる佐々木さん。
さっきまで1人になりたいと思っていたはずなのに、不思議と不快感を感じなかった。
今は、むしろ傍に居てほしいかも、と思った。あの時に近い感覚で浮気された日のことを思い出した。1人で塞ぎ込んでしまいたかったのに声を掛けてくれた名前も何も知らない男子。
何も言葉には出さず首を縦に振ると、佐々木さんが「よかった」と笑ってそのまま私の手を引いてくれる。
「平日に有咲さんとお昼一緒に出来るなんてラッキーでした!外出てきて正解だったなあ」
「大袈裟ですよ」
「何言ってるんですか!有咲さんに会えた日と会えない日じゃ全く違うんですからね」
本当に大袈裟だと思うのに、本気でそう言ってるように聞こえるから笑ってしまう。
少し強引で格好良い所もあるのに、こんな可愛らしい所もある。
この人と一緒に居るとこういう所に気付いてどんどん好きになるのに、1人になると仁の事で頭がいっぱいになる。
声が聞こえて振り向くと佐々木さんがこちらに走って向かって生きていた。
まさか追いかけてくるのは予想外で佐々木さんを見ていると「追いついて良かった」と柔らかく笑ってくれた。
その姿があまりにも王子様過ぎて胸が撃ち抜かれる。
「ど、どうしたんですか、佐々木さん」
「あの、本当に余計なお世話かもって自覚はあったんですけど、どうしても有咲さんの様子が気になって。内容については無理に話さなくても良いので傍に居させてもらえませんか。邪魔はしないので」
そう言いながらそっと私の手を掴んでくる佐々木さん。
さっきまで1人になりたいと思っていたはずなのに、不思議と不快感を感じなかった。
今は、むしろ傍に居てほしいかも、と思った。あの時に近い感覚で浮気された日のことを思い出した。1人で塞ぎ込んでしまいたかったのに声を掛けてくれた名前も何も知らない男子。
何も言葉には出さず首を縦に振ると、佐々木さんが「よかった」と笑ってそのまま私の手を引いてくれる。
「平日に有咲さんとお昼一緒に出来るなんてラッキーでした!外出てきて正解だったなあ」
「大袈裟ですよ」
「何言ってるんですか!有咲さんに会えた日と会えない日じゃ全く違うんですからね」
本当に大袈裟だと思うのに、本気でそう言ってるように聞こえるから笑ってしまう。
少し強引で格好良い所もあるのに、こんな可愛らしい所もある。
この人と一緒に居るとこういう所に気付いてどんどん好きになるのに、1人になると仁の事で頭がいっぱいになる。