始まりは一夜の出会いから
別のカフェに一緒に入って向かい合う形で座って注文を済ませる。
「あの、美月と深瀬さんは?」
「2人で食事に行きました。聖さんには睨まれましたけど、大丈夫です」
絶対大丈夫じゃないのにそう言いながら笑っている。
美月は深瀬さんを好きそうな感じだったけど、急に2人にした事に今更ながら罪悪感を感じた。
「あ、有咲さんは何も心配しなくて良いんですからね。俺が有咲さんを追いかけてあの二人が2人きりになっちゃったのは俺のせいですから」
「いえ…、そんな。ありがとうございます。嬉しかったです」
「いえ、俺が1人にしたくなかっただけなので心配しないでください」
その気遣いが嬉しい。
さっきは冷静に慣れなくて早く離れたいとばかり思っていたけど、もしかしたらいい機会なのかも。
これを機にきちんと向き合って、過去との事に精算しろというお告げの様な気がしなくもない。やはり仁にまた会いに行かなくては。
「…さっき、元カレに再会しちゃったんです」
「え?」
「浮気してきた元カレ。向こうは何も覚えてないかの様に話してくるから驚いちゃって。信じられないですよね。私は忘れた事なんてないのに」
佐々木さんは何も言葉を発さず私の言葉を聞いていてくれているけど、こんな話されたって困るに決まっている。
でも、過去のこの話を清算出来たら、ようやく佐々木さんと向き合える気がするから、この決意を勝手だけど聞いてほしかった。
「私、もう一度会ってきちんと終わらせて来ようと思います。もう、子供じゃないので、今なら言えます」
「…1人で行かせたくないんですけど、俺は一緒に行っちゃだめですか?」
佐々木さんの言葉に少し驚いた。一緒に行くなんて考えてくれると思っていなかったから。
それでもここで甘えてしまったら私はきっと佐々木さんにまた甘えてしまうのだと思う。甘える所があると、どうしても逃げ癖があるから。
「あの、美月と深瀬さんは?」
「2人で食事に行きました。聖さんには睨まれましたけど、大丈夫です」
絶対大丈夫じゃないのにそう言いながら笑っている。
美月は深瀬さんを好きそうな感じだったけど、急に2人にした事に今更ながら罪悪感を感じた。
「あ、有咲さんは何も心配しなくて良いんですからね。俺が有咲さんを追いかけてあの二人が2人きりになっちゃったのは俺のせいですから」
「いえ…、そんな。ありがとうございます。嬉しかったです」
「いえ、俺が1人にしたくなかっただけなので心配しないでください」
その気遣いが嬉しい。
さっきは冷静に慣れなくて早く離れたいとばかり思っていたけど、もしかしたらいい機会なのかも。
これを機にきちんと向き合って、過去との事に精算しろというお告げの様な気がしなくもない。やはり仁にまた会いに行かなくては。
「…さっき、元カレに再会しちゃったんです」
「え?」
「浮気してきた元カレ。向こうは何も覚えてないかの様に話してくるから驚いちゃって。信じられないですよね。私は忘れた事なんてないのに」
佐々木さんは何も言葉を発さず私の言葉を聞いていてくれているけど、こんな話されたって困るに決まっている。
でも、過去のこの話を清算出来たら、ようやく佐々木さんと向き合える気がするから、この決意を勝手だけど聞いてほしかった。
「私、もう一度会ってきちんと終わらせて来ようと思います。もう、子供じゃないので、今なら言えます」
「…1人で行かせたくないんですけど、俺は一緒に行っちゃだめですか?」
佐々木さんの言葉に少し驚いた。一緒に行くなんて考えてくれると思っていなかったから。
それでもここで甘えてしまったら私はきっと佐々木さんにまた甘えてしまうのだと思う。甘える所があると、どうしても逃げ癖があるから。